結論:休むことも練習のうち
毎日練習しているのに伸びない子には、休養が足りていないことが多くあります。
理由と対策を、現場での経験をもとに説明します。
サッカーの練習しすぎが伸びを止める理由
体は、練習している時間ではなく、休んでいる時間に回復し、成長します。
育成年代は骨や筋肉が発達している途中です。
休養が不足すると、疲労が抜けないまま次の練習に入ってしまいます。
その結果、体が十分に大きくなる機会そのものを失います。
以前、スペインでのコーチング研修で、現地の中学生年代のクラブを見ました。
練習頻度は次の通りでした。
- 平日:週2〜3回
- 休日:試合1試合程度
日本ではスクールやクラブを掛け持ちし、ほぼ毎日サッカーをする子も多くいます。
熱心に取り組む姿勢は良いことです。
ただし、休むことも練習と同じくらい意図的に確保すべき時間です。
サッカー以外の経験が上達につながる理由
サッカー以外の経験も、上達には重要です。
例えば次のような経験です。
- 美術に触れる
- 映像を見る
- 旅行に行く
- 家族と過ごす
- 勉強する
これらは一見サッカーと関係がないように見えます。
しかし創造性や、物事を言語化して考える力、論理的に考える力を育てます。
この力は、試合中の状況判断や、周りの選手との連携にもつながります。
ボールを蹴っている時間だけが上達につながるわけではありません。
生活全体の経験値が、後々のプレーの幅として返ってきます。
成長期の早熟 晩熟で焦らない理由
成長期に入るタイミングには、個人差が大きくあります。
早く成長期に入り、体格で有利な時期がある選手もいます。
その時期は、体格差だけで得点したり、球際で勝てたりします。
ここで体格に頼ったプレーを続けたり、無理な負荷をかけると問題が起きます。
後から本格的な成長期に入ったタイミングでケガをするリスクが高まります。
それまで積み上げてきたものが崩れる原因になります。
体格で結果が出ている時期こそ、技術の土台を作る時期です。
焦らず取り組むことが、長く活躍できる選手につながります。
まとめ:練習量より休養と経験の質
ポイントは次の3つです。
- 練習量より、休養を含めた回復のサイクルを大切にする
- サッカー以外の経験が、サッカーの理解力を広げる
- 体格差で結果が出る時期こそ、焦らず技術の土台を作る
もっと練習させるより、休むこと、広い経験を積むこと、焦らないことが、長い目で見た成長につながります。

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